そういうタイトルの歌があって、正直、全体として何を言ってるかは理解できない。しかし、部分部分でまばゆいばかりのかっこいいフレーズがある。そういうわけで気に入って、よく聴いたり歌ったりしていました。
ふと思い立ってこの詞について検索すると、自分自身がこれから出会う新たな人に向けたメッセージではないか、と解釈しているサイトがありました。これはかなり納得のいくものに思えます。
このヒントを得て、私はこの歌が、「大人になるってどういうこと?」という問いかけを世の中のみんなに発しているのではないか、と勝手に思いました。
どこで読んだのだか。ネット記事で、年配のアーティストか誰かが「最近の会話の中で、未来を展望する話題よりも、昔を回顧する話題のほうが多くなってきた」と話しているのを見つけました。
いやはや、おじさんの武勇伝語りは聞くに堪えないものです。私は20代の頃にさんざん年上の人から武勇伝を聞かされてきて、もうお腹一杯になりました。自分が今後若い人に対して同じことはやりたくないなと思うばかりです。
話が逸れました。私は、大人になるということが、賢くなって、そして分をわきまえることだと思っていました。
いいえ、本当はそんな風に思いたくはなかったし、それが大人になるということなら、大人になんかなりたくないと思っていた。しかし、まわりの年上の人たちからそのように説き続けられると、人生そんなものなのかな、と思い込んでしまう。
「さすがにこの年になったらわかるだろ、世の中そういう風にできてるから仕方ないんだって」こういうふうに言う人には、いろいろしんどいことがあって、だんだん冒険しなくなって、つい閉塞的な状況に自分から行ってしまうんでしょうね。「ふつうにIQが平均値以上の人なら、30超えりゃわかるもんだよ」とまで言われたことがあって、なんて暗い未来だろうと思いました。
でもずっとフレッシュなままでい続けたいし、そうしたっていいじゃないですか。
もうアホでけっこうですよ。気の持ちようですよ、問題は世の中じゃなくて自分自身の気の持ちようなんだよ。そういうメッセージを勝手にこの歌から受け取って、また今日からがんばれそうだなと思った次第です。